顔を隠していた手の隙間から少し見てみた。 そこには… 下を向いたまま、殴りかかってきた男の手を片手で受け止めている弘毅がいた… 一瞬静かになったけど、他の仲間達がまた弘毅に殴りかかってきた。 でも弘毅は、次々と倒していく… すごい… やっぱ…勝てる人なんかいないんだな… 「おっ…お前誰だよ」 今、弘毅が殴ってる人が弘毅に言った。 弘毅は、ちょっとキャップを上げた。 そしてニコッと笑った。 「し…新庄」 バン…ー 弘毅がもう1発殴って、男達は逃げていった。