暗闇の先へ〜ある少女の物語〜


そうか、そうなんだね。


そう思いながら優衣との別れ際、今までで一番の笑顔で手を振り




「ばいばいっ」



そう言った





そこから自宅への帰り道の足取りは妙に軽かった