すると、 「長通 芹花!(ながどおりせりか)」 と大きな声で名前を呼ばれた。 急ブレーキをかけて、後ろを振り向いて 「はい…。」 と返事をすると、男の子は 「昼は言ってくれてありがとう!」 と言った。 私はどうしたらいいのかわからずに下を向いて頷くと、 男の子は目の前まで走って来て、一緒に帰ろうと言った。 「俺、優真(ゆうま)。なんて呼べばいい?」 「なんでも。」 芹花に初めての友達が出来た瞬間だった。