そして、みんなで優真を玄関まで見送るのが習慣になっていっている。 見送り終わって、優真が見えなくなると芹花のお母さんは急に 「優真くんはいい子ね。芹花。」 と言ってきた。 「う、うん。」 「高校はあの子と同じところに行くの?」 母からの質問に芹花は答えなかった。 芹花はそのあと部屋に戻ってしまった。