コンコン
「真愛?入って良いか?」
「お父様?どうぞ。」
ガチャ
「お父様?急にどうなさ…」
「真愛。今日から真愛の付き人の比留璃久君だ。」
「お父様?私が極度の人見知りと言う事を知ってらっしゃいますよね?」
「あぁ。」
「では何故!」
「お前は次期影時グループの社長に立つもの。
パーティーに出ないといけない。
だがその状態じゃパーティーどころではない。
だから璃久君に付き人を頼み
真愛の人見知りを無くそうと言う
作戦を始めたんだ。」
「はぁ。分かりました」
「璃久君。少し挨拶でもしておきなさい。私は用事があるからここでお邪魔させていただくよ。」
「え、あ、あの!」
バタン
「…」
「…」
「あ。あの。俺、比留璃久って言います
これから真愛様の付き人としてお役目を果たしますのでよろしくおねがいします。」
「…。」
無視かよオイ。
「…しは…、影…き…あ。よ…しく」
「あの、聞こえなかったんですけど…。」
「ごめん…なさい。」
「あ、謝らないで下さい。もう一度お願い致します。真愛様。」
「私は…影時…真愛…。よろし…く。」
「真愛様ですね。よろしくおねがい致します。」
「お前は…。何歳…何だ?」
「俺は20です。」
「2、20!?私と同い年だ。」
同い年!?そんなんには見えなかった。
「その、俺の役目はあくまでも真愛様の人見知りを無くすというのが俺の役目です。ご協力お願い致します。」
「あ、あぁ…。」
「そんなすぐには人見知りなどなおりませんなので地道に頑張っていきましょう。」
「うん。」
「ではまず。会話をするとき出来るだけ目を合わせて会話を出来るようにしましょう。」
「あぁ。」
「では俺の目を見て何か話題を出してみて下さい」
「あ。あぁ…」
「ではよーいスタート。」
「そ、その比留…。き、今日はい、いい、
いい天気だな。」
「そうですね!」
「その、まだ、話さないといけないか?」
「いえ。大丈夫ですよ。第一関門クリアです。」
「そうか。なら良かった。」
「お飲み物何を飲まれますか?」
「今はレモンティーを頼む。」
「はい。」
それにしても結構喋れる子じゃん…。
俺の想像ではもっと酷いと思ってた。
例えば…。
「だ、誰だお前…。私の部屋から出て行け!」
とか…。
「近寄るな!それ以上近寄るな!」
とか…。
「…」
無言とかもありえるって思ってたけどな…
意外と喋ってくれたし近寄るな!とかも
言われなかったから良かった。
「お待たせ致しました。レモンティーです。」
「シュガースティック四本持ってきて下さい。」
「あ、はい。」
シュガースティック四本って…。
相当の甘党だな。
「お待たせ致しました。」
「ありがとう。」
目は逸しているけれど会話という会話は出来ているな…。
コンコンコン
「出てまいります。」
「あぁ。」
ガチャ
「どなでございま…。」
「お兄様!?」
ササッ
「君かぃ?新しい真愛の付き人は?」
なんか俺、こーゆーやつ嫌い。
てか真愛様どっかに隠れたし。
「あ。はい。今日から真愛様の付き人になりました。比留璃久です。
ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。」
これでどーだ。
「あぁ。よろしく頼むよ。私は影時葵梨人 kagetokikirihito だ。」
「よろしくお願いいたします。」
ん?待てよ。
真愛様のお兄様なら次期社長は葵梨人様なはず。
なのに何故真愛様が次期社長に…?
「それじゃあ、私はよる所があるからもう行くよ。お邪魔したね。
真愛…。後で私の部屋に来なさい。
分かったね?」
「…」
バタン
「真愛様?」
ガタガタガタガタ
「ど、どうなさいましたか!?真愛様!」
「いや、だ、大丈夫だ。」
「そうでございますか。」
「まずはソファにお座り下さい。」
「あぁ。」
「葵梨人様がいらっしゃるのに真愛様が次期社長になられるのですか?」
「あぁ。私はあのお兄様が嫌いだ。」
「なぜでございますか?」
「暴力をふってくるん、だ。」
「その時は俺が守ります。なので葵梨人様の所へ向かいましょう。」
「ああ。」
テクテクテク
コンコンコン
「もしもの時は叫んで下さい。」
「ああ。」
「誰だ?真愛か?」
ガチャ
「なんだ。真愛の付き人もいるのか。外で待っておけ」
「かしこまりました。」
バタン
真愛様大丈夫だろうか…
…
「きゃあああああ!」
真愛様!?
バンッ
「何をされているのですか!!葵梨人様!」
「別に何も…。ただのスキンシップだ。」
「それではなぜ真愛様は泣いていらっしゃるのですか?
なぜ叫ばれたのですか?」
「真愛?入って良いか?」
「お父様?どうぞ。」
ガチャ
「お父様?急にどうなさ…」
「真愛。今日から真愛の付き人の比留璃久君だ。」
「お父様?私が極度の人見知りと言う事を知ってらっしゃいますよね?」
「あぁ。」
「では何故!」
「お前は次期影時グループの社長に立つもの。
パーティーに出ないといけない。
だがその状態じゃパーティーどころではない。
だから璃久君に付き人を頼み
真愛の人見知りを無くそうと言う
作戦を始めたんだ。」
「はぁ。分かりました」
「璃久君。少し挨拶でもしておきなさい。私は用事があるからここでお邪魔させていただくよ。」
「え、あ、あの!」
バタン
「…」
「…」
「あ。あの。俺、比留璃久って言います
これから真愛様の付き人としてお役目を果たしますのでよろしくおねがいします。」
「…。」
無視かよオイ。
「…しは…、影…き…あ。よ…しく」
「あの、聞こえなかったんですけど…。」
「ごめん…なさい。」
「あ、謝らないで下さい。もう一度お願い致します。真愛様。」
「私は…影時…真愛…。よろし…く。」
「真愛様ですね。よろしくおねがい致します。」
「お前は…。何歳…何だ?」
「俺は20です。」
「2、20!?私と同い年だ。」
同い年!?そんなんには見えなかった。
「その、俺の役目はあくまでも真愛様の人見知りを無くすというのが俺の役目です。ご協力お願い致します。」
「あ、あぁ…。」
「そんなすぐには人見知りなどなおりませんなので地道に頑張っていきましょう。」
「うん。」
「ではまず。会話をするとき出来るだけ目を合わせて会話を出来るようにしましょう。」
「あぁ。」
「では俺の目を見て何か話題を出してみて下さい」
「あ。あぁ…」
「ではよーいスタート。」
「そ、その比留…。き、今日はい、いい、
いい天気だな。」
「そうですね!」
「その、まだ、話さないといけないか?」
「いえ。大丈夫ですよ。第一関門クリアです。」
「そうか。なら良かった。」
「お飲み物何を飲まれますか?」
「今はレモンティーを頼む。」
「はい。」
それにしても結構喋れる子じゃん…。
俺の想像ではもっと酷いと思ってた。
例えば…。
「だ、誰だお前…。私の部屋から出て行け!」
とか…。
「近寄るな!それ以上近寄るな!」
とか…。
「…」
無言とかもありえるって思ってたけどな…
意外と喋ってくれたし近寄るな!とかも
言われなかったから良かった。
「お待たせ致しました。レモンティーです。」
「シュガースティック四本持ってきて下さい。」
「あ、はい。」
シュガースティック四本って…。
相当の甘党だな。
「お待たせ致しました。」
「ありがとう。」
目は逸しているけれど会話という会話は出来ているな…。
コンコンコン
「出てまいります。」
「あぁ。」
ガチャ
「どなでございま…。」
「お兄様!?」
ササッ
「君かぃ?新しい真愛の付き人は?」
なんか俺、こーゆーやつ嫌い。
てか真愛様どっかに隠れたし。
「あ。はい。今日から真愛様の付き人になりました。比留璃久です。
ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。」
これでどーだ。
「あぁ。よろしく頼むよ。私は影時葵梨人 kagetokikirihito だ。」
「よろしくお願いいたします。」
ん?待てよ。
真愛様のお兄様なら次期社長は葵梨人様なはず。
なのに何故真愛様が次期社長に…?
「それじゃあ、私はよる所があるからもう行くよ。お邪魔したね。
真愛…。後で私の部屋に来なさい。
分かったね?」
「…」
バタン
「真愛様?」
ガタガタガタガタ
「ど、どうなさいましたか!?真愛様!」
「いや、だ、大丈夫だ。」
「そうでございますか。」
「まずはソファにお座り下さい。」
「あぁ。」
「葵梨人様がいらっしゃるのに真愛様が次期社長になられるのですか?」
「あぁ。私はあのお兄様が嫌いだ。」
「なぜでございますか?」
「暴力をふってくるん、だ。」
「その時は俺が守ります。なので葵梨人様の所へ向かいましょう。」
「ああ。」
テクテクテク
コンコンコン
「もしもの時は叫んで下さい。」
「ああ。」
「誰だ?真愛か?」
ガチャ
「なんだ。真愛の付き人もいるのか。外で待っておけ」
「かしこまりました。」
バタン
真愛様大丈夫だろうか…
…
「きゃあああああ!」
真愛様!?
バンッ
「何をされているのですか!!葵梨人様!」
「別に何も…。ただのスキンシップだ。」
「それではなぜ真愛様は泣いていらっしゃるのですか?
なぜ叫ばれたのですか?」

