健は淳の声を聞いてほっとした。

自分の裏切りにより傷つけてしまった
彼女と仲直りが出来て、さらに彼女の
最大の悩みである学校での孤立を解決
することが出来たのだから。

淳ははしゃぐ自分の声を苦笑しながら
聞いているであろう健を思い考えた。

(そうだ。明日、学校行ったら、
あれやろうっと。

そしたら、さらにプラス百点に
なっちゃうぞ。

私、最終的にプラス二百点の人生を
始めちゃうんだ!)

淳は携帯を持ったまま思い切りその場
でジャンプをした。