夏服を収める頃には

「その人とは終わり、私とは付き合って
いるんだから、私とは恋人を続けて!

私は健ちゃんが好きなの。

健ちゃんが最終的にその人を選んだなら、
私は諦めるけど、私は健ちゃん
が好きなのに、それでも別れるの?

健ちゃんは私のことを嫌いに
なったの?

ねえ、教えて!」

「好きだよ!

でも、淳ちゃんを傷つけた責任は
これしかないんだよ」

健の答えに淳は首を大きく横に振った。