あたしには幼なじみがいる。
保育園からなにかとそばにいる。


それが司。




あたしの好きなひと…です




小学校の時は毎日一緒に帰ったし、席もしょっちゅうとなりになるはで、なんだかんだ仲が良かった。


今じゃからかいあう喧嘩友達。
お互いなんだかんだ信頼できる感じだ。




…あたしが司への恋心に気づいたのは、中学生にあがってまた同クラスになってから、4ヵ月くらいのこと。



“運命の人は失ってから初めて気づく„

....なんてよく聞くけど、まさにこれだった。




小学校は、集まって家に変えるように決められたけど、
中学はそんなのないし、照れ臭いし、別々で帰る。


あたしも司も新しい友達ができて、そっちに夢中。


なんとなく、話す機械が減っていった。




...それくらいの時からか、モヤモヤしてた。

毎日楽しかった二人の時間が消えてしまった。




話したい、一緒にいたいけど、
それといった理由が見つからない。