それから数日後。 私と洋介は退院したばかりのお姉さんの家へと遊びに行った。 お姉さんが私の事をすっかり気に入ってくれてお呼ばれされたのだ。 「沙羅ちゃん、来てくれてありがとう。」 『こちらこそ、呼んでくれてありがとうございます。』 「洋介抜きでも遊びに来てね。」 『はい。』 洋介はお姉さんのはしゃぎっぷりに多少呆れ顔をしていたけど、姪っ子が可愛くてずっと抱っこをしていた。 お姉さんに洋介の子供の頃の話を聞いたりしていると、チャイムが鳴った。