「ベビー用品?」 その言葉に、さすがの私も立ち止まってしまう。 『はっ?あんたいつの間に子供なんか…』 「ちげぇよ。姉ちゃんのとこ、昨日産まれたんだ。」 『そうなんだ。おめでとう。』 正直ビックリした。 まさか洋介が私の知らないとこで彼女つくって子供が出来たのかと思った…。 「お前よ、俺に彼女いないの知ってんじゃん。」 私の驚きから安堵の表情に変わったのを見て、洋介がはぁーっとため息をついた。 『知ってるけど…』 それ以上何も言えない私。