[完]*゚好き好き男子は手に負えない。

思わず顔がひきつる。



用を成し、私の頭から離れた手を、素早く掴んでこちらに引っ張る。



見るとやっぱり、私のよく知る人物だった。



「……来夢、あのねえ」



「ごめん、ごめんって!」



必死に謝る来夢を見て、私は何も言えなくなった。



だって、悪気があったわけじゃ…ないんだよね?



なんて、私って甘すぎるのかな?