[完]*゚好き好き男子は手に負えない。

なんて、私……



「いつの間に、こんな感情豊かになったんだろう?」



それもこれも、思い当たるのはただひとりの存在だった。



榊くん……



そっか、当たり前に思っていたあの生活が、



知らぬ間に、私を成長させていたんだ。



それでも、もう私が榊くんと言葉を交わすことはない。



きっと、一生だ。



「よう、やっと来たかあ…柊ちゃん?」



それが皆を傷つけない、唯一の方法なのだから。