[完]*゚好き好き男子は手に負えない。

それでも、今は言えないから。



私は何も言わずに、靴を履き替えて足を踏み出した。



──キュ



と同時に掴まれる、制服の袖。



目を見開き、ゆっくりと振り返る先には来夢がいた。



しばらく、私達の間には沈黙が続いた。



そして、来夢は私の目をしっかりと見て、落ち着いた声で言った。



「何かあったら、連絡して」



その言葉、素直に嬉しくて…



私の涙腺を緩ませた。