平安絵巻






『父上様、お願いがございます。』





『そなた、何をいっておる!!』



『一生の頼みです。

 


 どうか、私を嫡男にしてください!』







もちろん、反対された。






家来が話していたことを話した。





『そなたの嫁入りはどうする?』





『鶴は亡くなったとお伝え下さい!
 私の意思が変わることはありません!』


  


鶴の君は強く言った