お付きの方達は一斉に部屋から出て行った。 『鶴宮と申したの』 『はい…』 『そなた、何故、男の身なりをしておるの じゃ?』 『そ、それは、、、』 『まぁ、良い。いづれわかる。』 『松!勉学に励んでおるか?』 『はい!もちろん!』 兄弟の笑い声が響く。 仲が良いご兄弟だなぁ… 『間もなく、謁見が始まる。 では、また。』 帝は部屋を出て行かれた。