この琵琶の海に包まれていれば何もいらない。 私はなぜ、この道を進んだのだろう。 もはや、遅い事だ。 でも、ようやくここにきて、女に戻ることが出来たのかもしれない。 帝も、私の体の事を案じてくれた。 それだけで、私は、十分。