2~3度、タクシーを乗り降りして、やっと家の前に到着。 寝ている花を抱きかかえながら階段を上がり、ドアの前でずっと、彼女の鞄の中にある鍵を探した。 「はぁ……はぁ、はぁ……はぁ」 彼女を部屋へ運び、布団を敷いて寝かせた俺は、その場で四つん這いになって息を切らしていた。 人の気も知らないで、彼女はのんきに寝息を立てている。 フラフラな俺はゆっくり立ち上がり、彼女の体に布団をかけた。