3LDKの城 ① 途中まで公開


丸い団子の髪の毛が、鼻先をくすぐってくる。

ふわりと漂う、彼女の匂い。

「ど、どうした?」

ギュッと抱きしめられ、思わず、声がどもってしまった。

少し息を荒らげる彼女は、俺の胸に顔をうずめて甘えてくる。

酒を飲むと、やりたくなるタイプなのかな?

こんな風にされたら、普通に下心を持っちゃうんですけど……。

ムラムラした俺は「このまま家へ帰ってもいいけど、陽平がいると何かと面倒くさそうだし、花が寝ちゃうと意味がないから、どこかのホテルにでも行こうか」と考えていた。

マジでやる気満々だったのに……。