3LDKの城 ① 途中まで公開


千草が家を出てから、あたしはリビングや台所の掃除をしていた。

昼過ぎに出かける準備をし始めたんだけど、やっぱり目は腫れたまま。

ちょっとだけマシになってるとは思うけど。

居候の身だし、職を選んでなんかいられないから、すぐに合格できそうな派遣会社に面接を受けに行く。

面接をしてくれた社員の人は、顔を歪めながら、履歴書に貼ってある写真と今の顔を見比べてくる。

両まぶたをいじって二重に戻すと、社員の人は口を開けたまま頷いていた。