それを受け取ったことで、あたしと陽平はまた話せるようになっていった。
絡んでいない時期があっても、彼は変わらず優しい人。
しばらくの間、あたしたちはあいた隙間を埋めるかのように、頻繁に会う機会を増やしていった。
また話せるようになったことが嬉しかった。
前と同じように「花」と笑いかけてくれることが、たまらなく嬉しかったの。
でも、あたしはふと我に返り、自分を客観的に見てしまった。
風呂に入っているときも、布団の中で目を瞑っているときも、何をしていても陽平のことを考えている自分。
……恐ろしくなった。
それからのあたしは、彼との間に一定の距離を置いていった。
また執着してしまわないように。



