それでも続きを言おうとするあたしに、陽平は優しく微笑みながら、何度も何度も同じ言葉をかけてくる。
……聞き分けのない子供を説得するかのように。
邪魔者を消そうとしているみたいに見えた。
「守ってやる」だなんて酷な言葉。
そんなのいらないよ。
そういうのが欲しいんじゃない。
他の女の子を見てる陽平に守られても、全然、嬉しくなんかないよ。
「変な心配するな。大事ないとこを放ったらかしたりはしないよ」
静かに涙を流すあたしにティッシュの箱を差し出して、陽平は笑いながら囁いてくる。
最高に優しくて、最高にひどい言葉を……。



