3LDKの城 ① 途中まで公開


流されたくなかった。

ちゃんと気持ちを届けたかった。

「陽平、あたし本気で……」

何が何でも伝えようと思ったの。

だけど、彼はその想いを聞き入れてはくれなかった。

「心配しなくていいよ。好きな子がいても、俺はちゃんと花を守ってやるから。俺たちの関係は何も変わらないよ」

陽平はあたしの声を覆うようにして、その台詞を言ってきた。