「あかりちゃんのこと、好きなの?」 噂を聞いた日の夜、陽平の家まで押し掛けたあたしは、風呂上がりの彼にあの噂は本当なのかと問いかける。 少し間を置いて、彼は後ろめたそうな表情でこくりと頷いた。 ショックを隠しきれないあたしは、目に涙を浮かべていく。 とられたくない、と思った。 付き合うかどうかなんて先のことはわからないけれど、彼の心が彼女に向いているというだけで、胸が苦しくて耐えられなかった。 焦ったあたしは、彼に自分の気持ちを伝えようとする。