白馬に恋しちゃダメなのです!








「アホだね」




ゆっちゃんに屋上での出来事と私の気持ちを報告して

最初に返ってきた言葉がこれ






「な、なにが……でしょうか」






「はぁ……そこまでされて気付かないもんかな」



「気付く……?」



「まぁお互い様か」




さっきから意味のわからない言葉を並べている

ゆっちゃん、分かりません。





「菜穂は、どうしたいの?」




え、どうしたいって………




「ただ……隣で笑ってたい」



「嘘でしょ」


「……え?」


「じゃあ、白馬に彼女が出来ても隣の居れると思ってるの?」





白馬に彼女………




「や、やだ!」




隣は…………







はっ、…………わたし…………









架空の彼女に嫉妬しちゃってる


これじゃ独占欲強い女じゃない……







「いいのよ」



「え?」



「欲なんて、人間は誰でも持ってる」



「…………」



「菜穂は優しすぎるから欲を出せてないだけよ」


「………っ」



「たまには、気持ちに素直になってみたら?」








ゆっちゃんの言葉はやっぱりすごい







「うん、………この気持ちは大事にするね?」














好き。

伝えられる日が来るのか分かんないけど

いつでも伝えられるように

はっきり伝えられるように

白馬を好きな気持ちは誰にも負けないように

この気持ちだけは、譲れない。