2組のドアの前まで来たけど
「「「キャーーーッ」」」
はぁ……なんでこうなるんだ。
女たちうるさいし
それに気のせいか……
いや、気のせいじゃない
男が多い。しかも目線の先には菜穂の姿
俺も菜穂を見て、あぁそーゆーことかって思った
髪型少しだけど変わってるし
いつもしないメイクをしていた
普段は幼く見えるのに
そのおかげでハッキリした顔立ちになっていた
確かに………可愛い。
はっ、じゃなくて、
呼んでも無視する菜穂に一言声をかけ
無理やり付いてこさせた
廊下でも男達の視線は菜穂に向いていた
………チッ……見んなよ
気付けば黒い感情が俺の中に現れていた
その感情に任せて2人きりになったとき
思わず抱きしめてしまった
案の定慌てるコイツを無性にも話したくないと思った
そして、
『俺以外見んなよ』
そう言ったとき、自分でも確信した
俺は、
菜穂が好きなんだと_______

