ガチャ
ドアを開けたままの白馬と目が合う
…………入れってこと?
今日の白馬は無表情で何考えてるのか分かんない
「し、失礼しまーす……」
ぺこっとしながら白馬の横を通り過ぎる
ガシャン
ドアの閉まる音が聞こえて振り向けば
ドアの前に立つ白馬が目に写った
「はく……ば?」
一歩一歩無表情で近づいてくる白馬
「え、……どしたの?」
私はというと………
「ちょ………っ」
近づいてくる白馬に戸惑うだけで
「へ?……わっ、」
ギュッ
「はぁ……お前なんなの?」
抱きしめられてそう言われた
「は、離して……」
うそ。離してほしくない。
「やだ」
「や、やだって………」
うそ……嬉しい。
でも……この状況はナンダロウ
好きって分かった瞬間このシチュエーションはやばいよ///
『お前なんなの?』
どーゆー意味だろう?
「今日って何か特別な日?」
上からの声にドキッとしてしまう
「な、何もないけど」
「じゃぁ何でいつもと違うんだよ」
あ……、気付いてくれたんだ
嬉しい///
………って、そーじゃなくて!
「気分転換だもん。」
この状況を何とかしないと
私の心臓がやばいからぁ!
「何で耳かけてんの?」
「それは…」
「俺の声聞くため?」
ふーっと耳に息が吹きかかる
「ゃっ……」
ゾクゾクと変な感じがした
「何で化粧なんかしてんの?」
「……別に」
「そんなに男にモテたい?」
「ちがっ」
ギュッ
「………っ!」
「………んな……」
「………え?」
「……は?」
なんて……言ったの?
っていうか、は?ってなに……
白馬は私が聞き取れなかった自分の言葉が彼自身も驚いたのか
ビックリしたような顔で私を見ていた
「白馬?」
「やばい、今こっち見んな」
「わわっ」
目を塞がれ何が起こってるのか分からなかったけど
1つだけ
見えたもの
それは、
白馬の赤くなった顔だった______

