白馬に恋しちゃダメなのです!








「聞いた?今日の体育1組と合同だって!」


「えっまじ?!やった♪」


「白馬くんバスケって言ってた!」


「隣じゃん!見れるー☆」
























「…………菜穂」


「うん」




嫌と言うほど聞こえてくる白馬情報


別にいいけどさ。




「菜穂さ………」

「ん?」




今はお昼休み

いつも通りゆっちゃんとご飯食べてます

お母さん特製の厚焼き玉子焼きを食べていた時


「ホントに白馬のこと好きじゃないの?」

「ぶっ、ごほっっ…」



ゆっちゃんからの急すぎる質問



「あ……、焦ってる」



「べ、別にそんなんじゃないし!」




「慌ててる。」


「慌ててなんか……ないもん」







”お互い素直じゃないんだから”


とため息をつくゆっちゃん






素直だし。普通だし。好きじゃないし。








「何か最近の2人を見ているとムズムズするのよね」




「な、なんで?」



「んー、お互い正直じゃなくて噛み合ってないところ」




「なにそれ………」






アイツとはパシリが終わるまでの付き合いだし

私としては早く終わって欲しいんだけど

あれから2ヶ月呼び出しがあっても

アイツが命令してくることはなかった



……つまりまだパシリは2回残ってるわけで。






「ゆっちゃん………」

「ん?」

「私は、何とも思ってないよ」

「………そっか」







私はまだ拓人や啓介に申し訳が立たない

自分だけ幸せになるなんて嫌だし

それってただの自己満足?って言われるかもしれないけど

これは私なりの償いだから。











ゆっちゃんもそれ以上は何も言ってこなかったし

いつも通りの2人でワイワイ昼休みを過ごした












そして6時間目





1組2組合同体育です。