「ねぇ、私……言ったよね?」
「…………はぃ」
皆さん、これは緊急事態です
いつものように午後の授業を受け
放課後になったから帰る準備をしてたのに
『山下菜穂……ちょっといい?』
この前の四人組
……もとい相崎香澄が私を呼びに来た
「なんでまだ棗くんに関わってるの?」
「そ、それは………」
こっちは関わりたくないのに
向こうが必要以上にかまってくるからです
……なーんて言ったら
ブチ切れられるかな。。。
はぁ、ここでまた棗が来てくれたらいいのに
でも人生そんな出来たもんじゃないよね
パシッ
最近いつか聞いた乾いた音が響く
「早く答えなさいよ」
左頬にこれもまた覚えのある痛みを感じた
もう、慣れたかもしれないw
叩かれても平然と立っている私は強い子だと、自分でも少し思ってしまった
「私、棗に色目使ったり弱みを握ってるなんてことありません。棗とは何にもないし、…………今ある用事を終わらせたらもう目も合わせません」
別に棗なんて
私の(もう少しで)17年間生きてきた中の1ヶ月くらいしか関わってないし
関係を断ち切ったところで今の時点で変わることはない
「……そう。なら早く用を済ませてね」
スッ

