「な、棗くんっ!?」
彼の突然の姿に私の髪を掴んでいた主犯の女の子の手が離れた
ドサッ
解放された安心とお腹の痛みで壁を伝うように崩れた
「棗くん、これはっ」
「確かさ……」
「…………っ」
「仲良く遊び行くって言ってなかった?」
「こ、これから行こーと」
「これから?アイツがこんな状態で?」
視線を上にあげ、彼を見る
____と、自然のように目が合って
彼はこっちへ近づいてきた
「悪いけどコイツ横取りするね」
そう言って私の目線の高さまでしゃがむと
「大丈夫か?」
優しそうに、でも心配した顔で言った
「棗くん!どうしてその子なの?!」
「………はぁ」
表情が戻り、そのまま後ろを振り向く彼
「俺がさぁ、優しく言ってやってんのに気付かないわけ?今機嫌悪いから消えてくんない?」
「っ……でもっ」
「失せろ」
早く……と言わんばかりにオーラが出てる
女の子四人はそれに気付いたのか
我先にと校舎裏を後にした
……………と、いうことで
2人きりになってしまった

