白馬に恋しちゃダメなのです!








「ここ……屋上」


「言われなくてもわかってるから」


「なんで、ここ?」


「なに?もっとムードあるとこが良かった?」


「な、変なこと言わないで!」







マジで意味分かんないコイツ!



「何で私を連れてきたの!?」



「なんでって………」





そう言って私の足元を見る黒羽棗




「な、なによ……」




そして、ふっと笑い今度は目を見つめて近づいてくる



ちょっ、ちょっと……





「わかるだろ?」





意地悪そうに笑って一歩また一歩と近づいてくる




「わ、わかんない……よ」




一歩また一歩と私も後ずさりをする










トン___








ふと、背中に感じる硬さ



振り向かなくてもわかる


これが壁だってこと。







やばい、逃げ道がない







そうこうしてるうちに距離は1mもなく





奴は両手を壁につき

私は完全に逃げ道を失った






「な、ナンデショウカ」



「この雰囲気でまだわかんないの?」




この雰囲気って…………



え、ナニ?




私は今、混乱で頭がいっぱいなんですけど?!







「わかんないかなぁ?」





少しとぼけてみると………





「少し……静かにしろよ」





「え、?……きゃっ」






いつの間にか私を見下ろす彼

そして私の視界には真っ青な空と彼の顔







……………え、私立ってたはずなのに


どうやったら一瞬でこの体勢に?!





「なに?口パクパクしてる、お前は金魚か?」



「な、………な…なんで……」



「色気ねぇなー、んな驚いた顔すんなよ」



「は、離してよ」



「やだ」








なんなのこの状況!






前にもあったよーな気がするのは私だけ??







ってゆーか、そんな目で見つめないでー!









「ナニカナ?コレ」




できるだけ笑顔で聞いたつもり






「変な顔」







それすらも奴は軽くかわす









こうなったら……3度蹴りかましてっ


「あ、俺もう蹴られたくないからこうしとくわ」



「な、なにすんの変態!」




スカートをパンツが見えるギリギリまで巻くられて





「いい眺め、蹴り防止」





それだけ言って笑ってる黒羽棗






「くっ………」








こうなったらビクとも出来ないし!






「あ、そーだ」








抵抗の意を込めて奴を睨んでいると








「だからそれは逆効果なんだって」






なんて意味不明なこと言われて




頭の中が?になっていると





「な、なにしてんのよ!」






急に自分のシャツのボタンを外していく奴







これはやばくないか?


いや、完全にやばいだろ




東京に来て早速危ない系か?!









「ちょっと……わ、私初めては好きな人とっ」



「何言ってんの?」





「え………?」









その声で今まで瞑っていた目を開けると




「やっぱ準備してんじゃーん!」




奴のシャツのボタンは全部とれていて

綺麗な筋肉がついた上半身があらわになっていた





「へぇ、エロいこと考えてんだ?」


「へ?か、考えてるのはそっちでしょ?!」


「お望み通りしてあげよーか?」


「ば、バカ!早く離してよっ」




「わーかったよ」


「へ?」





今まで離してくれなかった手を急に解放され


馬乗りになっていた奴は私の横に座った





意外にあっさりだったので

唖然としていると




「なに?やっぱして欲しかったの?」



なーんてふざけたこと言ってきたから

3度目の蹴りをかまそうかと思ったけど




「やっぱ分かってないんだな」



蹴ろうとした足を掴まれて



「…………ピンク」





「きゃっ、変態!」




し、下着を見られてしまったのだ!















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