「へぇ。意外と悪趣味なんだな」
「べ、別に襲おうとしてたわけじゃ」
「なんでここにいるんだ?」
「それはこっちも言えることだと思いますけど!」
「サボり」
「はぁ?!だめじゃん!」
「おまえもだろ?」
「今昼休みっ…」
キーンコーンカーンコーン
あっ………………
「終わったなぁ?」
ニヤッとする黒羽棗
あと5分で5時間目が始まる
「は、離して!」
この前と同じように足を出そうとしたけど
「おっと、一応女子だろ?足使うなよな」
膝のところを掴まれ制御された
…………くっ
ってか、この状況危ないんじゃないの?
両手は奴の左手でまとめられ
左足は奴の右手で押さえられ
右足は蹴ろうと思えばパンツ見える……
「………うぅ」
間近にある黒羽棗の顔
その顔は余裕に満ちていて
く、悔しい!!
「なあ」
奴がいう
「そんな顔されると抑えらんないんだけど」
ど、どんな顔でしょうか?!
や、これはマズイ!
「…………やっ」
綺麗な顔がだんだん近づいてきて
あと____
数センチ__________
キスされるっ
キーンコーンカーンコーン
ピクッ
……………あれ?
いつまで経っても変化の無い状況に
片眼をあけてみると
「………………ふっ、お前バカだろ」
またまた余裕の笑でこちらを見下ろすやつの顔が目に入った
「なに?キスされるとでも思ったわけ?」
「ち、違うもんっ」
「5時間目始まったぞ」
「誰のせいよ!」
「お前」
「なんでよー!」
「あー。うっせぇな……寝る」
「は?!この状況で?!」
「どの状況だよ……5時間目終わったら起こせ」
「命令?!」
「………」
「無視ー?!」
な、なんなのこの男!
もぉー!!!!!
そんなこんなで状況を切り抜けた私ですが
50分後に起こした奴が
また私をからかったのは
言うまでもない________

