白馬に恋しちゃダメなのです!










次の日の昼休み




「ゆっちゃん………」


「なに?」





ゆっちゃんに聞いてみることにした





「黒羽棗って……どーゆー人?」


「……………」





えっ、なんで何も答えてくれないの?




「菜穂………」





残念そうな顔で私を見つめてくる


わ、私なにかしたかなぁ?







「ホントに勉強以外は馬鹿なんだね」



うっ………ゆっちゃんが黒羽棗とかぶってきたよ……








「まぁ良いわ。あたしこの前ちゃんと説明したから。聞いてない菜穂が悪いね。自分で調べな?」





…………というキツイお言葉をもらい





「今から1組行ってこい」




という早さで教室を追い出された




そんなこと言われたってさぁ


…………本人に聞けってことだよね?




でも、なにを?






誕生日教えてください!

好きな人いますか?

自分の性格どう思います?

え、なんで知りたいかって?

黒羽棗を知りたいんです♪










……………きも。



いやぁ、自分でも気持ち悪い妄想をしてしまった










それに……………








ほら、1組に行く必要もなかった


だって廊下に誰一人としていないし(女子が)


誰も騒いでないし。








1組覗いても案の定、黒羽棗はいなかった









なんだよ、あの野郎






自分がすこーしイケメンだからってさ!

ってか白馬じゃなかったし

黒羽っていうワードが出てこないくらい

白馬って人がイケメンなんでしょ?






ざまぁみろ←もはや意味不












そしてまだ慣れてない学校を

テキトーに歩いていると







「…………またか」








私は呪われてるんじゃないかってくらい

化学室に縁があるみたい








また来てしまった化学室の前で

また無意識に化学準備室を見てしまう








「…………え”」




そこには、いつぞやも見たような光景が








誰も使っていない(はずの)準備室のドアが開いてる……








もしかして、、、





そう思い、ドアに手を伸ばした









ガララ












開けるとやっぱり今度は見えるところに奴はいて


相変わらず綺麗な顔立ちで寝ていた



興味本位というものは本当にあって


こーゆーの見たらいじめちゃいたくなりますよね







私はこの間言われた言葉が頭の中でリピートしていた



『……………猿だな。』






むっかー!!!







「猿じゃねぇし、バカ野郎」






そう言って気持ちを込めてデコピンをしようとした








_______のに。








パシッ










腕を掴まれて形勢逆転







「寝込み襲うとかいい度胸じゃん」


「ち、ちがっ」







あっという間にひっくり返され


何故か床ドン?になっていた