理人は身体を離し、いつになく真面目な顔で


「俺と付き合ってくれ。」


「はい。」

嬉しくて自分から理人に飛び付いていた。

「ごめんな。彼女にこんな辛い思いさせて俺ってカッコわるっ。」


彼女 その一言で昨日の辛いことなんて吹き飛んじゃう。
単純だな私って。


「そんなことない。理人は格好いいよ。」