「ケイラぁ~・・・」

気付いたら我慢してた涙がこぼれて落ちた

「ホントにごめんな。。。今まで奈留と仲良く出来てすげー嬉しかった。伝ともこの事話してあるから安心しろな。もうクラスとかバスで見かけても話かけんなよ」

ケイラはそういうとぽんっと私の頭に手を置いて笑った

その手があったかくて、余計涙が出た

遠去って行くケイラの足音

「幸せになれよ」

その声と共にドアが閉まった


ケイラ・・・

ひどいよ。。。一人で勝手に決めるなんて・・・

私の気持ちはどうなるのよぉ・・・

好きなのに。。。

友達でもいられないなんて辛すぎる・・・

ケイラ・・・


一人残された私は声を押し殺して泣いているだけだった・・・