「・・・ん・・・」

あれ・・・ここ、保健室・・・？

私、倒れたんだっけ・・・？

前もこんな事あったなー

私は夕日に照らされた保健室のベッドで寝ていた

「いてて。。。」

体を起こすと頭や体に痛みが走った

その痛みではっとして髪を触ってみる

「うっそぉ・・・」

伸ばしていた髪はばっさりと肩より上ぐらいまで短くなっていた

ショックー！！


ガラガラ・・・

顔を上げるとケイラと目が合った

「あ、奈留起きたんだ・・・」

一瞬ほっとした表情を見せたケイラはゆっくりと私に近づいてきた

「うん。あ、助けてくれてありがとね・・・」

奈美のことを思い出すと胸がちくっとしたが、できるだけ明るく言った

「うん。。。ていうか

俺・・・本当にごめん！！俺のせいで・・・」

ケイラはいきなり言うと、頭を下げてきた

「え！！い、いや、全然良いって！！ていうか頭上げて！！」

驚いてあわててしまう私

「ホントに・・・？ゴメンな・・・」

表情が暗いケイラを見て、胸が痛んだ

ケイラ・・・笑ってよ？

「いいの。それより・・・「あのさ、」

ケイラが私の言葉を遮って、言いにくそうに頭の後ろを触ってる

「俺ら、普通のクラスメートに戻ったほうが良いと思うんだ」


・・・え・・・嘘

今、何て。。。？