その日から、イジメはどんどん酷いものになっていった

クラスの人達も皆巻き込まれないように私を無視するようになっていった

ケイラと伝を除いては。

「うっわ!ありえねー!!まだあの女生きてるよ!!あ、お墓作る金もないのか~、ざんね~ん!」

「あははは!言えてるー!!学校辞めて金作ればいいのに~」

女子の数人が私の事を指差して笑っている

私は完全に無視していた

「おい!お前らいい加減にしろや!」

ケイラと伝がものすごい形相で、私のために怒ってくれた

「もう~!ケイラと伝もそんな女ほっときなよ~!もっと良い女いっぱい寄って来るでしょ~?」

女子らは不機嫌そうだ

ガラガラ

「武田奈留っている?ちょっと顔かしな」

数人の先輩達が立っていた

「奈留」

伝とケイラは心配そうに私の様子を見ていた

「大丈夫。付いて来ないでね」

私は頷くと、先輩達と一緒に校舎裏に出た