3時50分前。 ついつい思い出してぼーっとしてしまった。 明日も学校。 朝早いんだから寝なくちゃ。 どうか、彼の夢を見ませんように。 そう願ってそっと目を閉じた。 ーーーあの時、私は彼に何を期待していたんだろう。 どうして忘れられてしまったことがあんなに、いや、こんなに苦しいのだろう。 なぜ夢にまで彼を考えしまうのか。 …答えは知りたくない。