逢瑠の聴覚は凄い。






クラスの端と端で

コショコショ話してても

逢瑠には全て聞き取れている。







逢「聞きたくないことも

聞こえちゃったりするけどねー。」







真「あ、でさ!」







私はとある事を思い出し

話を切り替える。










真「放課後、お姉ちゃんの高校まで

行く用があるんだけど一緒に行く?」









逢「行く!」









逢瑠はお姉ちゃんが通っている

高校になぜだか憧れを抱いているので

忘れ物を届けるついでに

見学でもしようと思っている。