日があけた。

昨日は海斗が心配しているのをほって、勝手に教室に戻った。

きっと海斗は私の名を呼んでいただろう。

だけど、私の耳には何も入らなかった。

聞く気もなかった。

もう、どうでもよかった。

誰が死んでも関係ない、そう思えた。

新しく、やっとクラスで友達ができたのに、できたと思ったのに彼女は死んでしまった。

もう、今日は誰と話すこともなくそう。

死ぬなら勝手に死んでくれ、私のせいで死なないでくれ。

何回かドアから私のことを呼んでいる声がした気がした。

一日の中で何度も何度も。

でも、もう私には関係ない。

誰とも話さないのだから。

そうして今日が終わった。