どれくらい時間がたっただろう。
泣くのもやめて私は空を見上げてた。
海斗を呼んでくると言って出てった美穂は何分たっても帰ってこない。
私は彼女にも嘘をつかれ、見捨てられたのだろうか。
少しでも期待した私が馬鹿だったのだろうか。
美穂を待つのをやめて屋上を出た。
どこへ行こうと思った結果、海斗のクラスにした。
美穂がこのクラスまでやって来たかを聞くためだ。
でも、海斗のクラスまで来て何かがあったことがわかった。
クラスを覗いてみたら、誰も一言を発さないで席に全員がついていた。
明らかに異常だった。
授業中でもありえない見た目だった。
私が驚いてドアのところで固まっているとそれに気づいた海斗ご私のほうにやってきた。



