学年戦争 殺し屋ゲーム

「って、担ぐな! おろせ!!」

結構なネガティブ思考をやめて、私は叫ぶ。

私はさっきまで何も考えていなかった。

そう、いなかったのだ。

「海斗! どけ! どけねぇとこいつ刺すぞ!」

すと、顔を上げると目の前には先の尖った包丁が、あった。

「っ………………!!」

やばい、怖い。

「!! てめ!」

海斗の声がする。

私、刺されるのかな?

そう思っていると、海斗が目に入った。

とても顔が蒼い……

きちんと寝たのかな?

それとも今ので悔しいから?

海斗はとても悔しそうな顔をして隼人を睨んでた。