二日目の朝がきた。

机で寝たせいか疲れが全然取れていない。

きっとみんなもそうなんだろう。

目の下にくまが出来ていて体がだるそうだ。

みんな、寝れたんだろうか。

昨日、海斗と別れて自分のクラスに戻ったときはもうみんな寝ていた、いや、寝ようとしていた。

この状況で寝れるのもすごいと思う。

高いびきをかいて寝ている奴を数人が睨んでいた。

自分が寝れないから寝れる奴を恨む。

馬鹿ばっかりだ。



「おい! みんな起きたか? 起きてない奴を起こせ!!」


突然そう叫んだのはクラスの委員長の渡部健一、みんなからの信頼があついやつだ。

ちなみに成績はオール五、死んでしまえ。


ごめんなさい……嘘。


死んでしまえは嘘。