最低





今でも心の中でこの言葉が渦を巻いてる。

本当に私が最低だったのだろうか、それとも彼女が……


やめよう


考えるだけで悲しくなる。

もうこんな世界、消えてなくなってしまえばいい。


「…………い……おい! 弥生!」

誰だろう、私を呼ぶのは……


この人は……?

このクラスの男子、葉山雄平だ。

「何?」