恋をするなんて…。



舞台裏。

私が緊張しながら列に並んでいた時、
綾瀬先生が横を通る…。


「なーに?緊張してんの?ふふっ
大丈夫だって。頑張れよ。」


と言って、頭にポンっと手を乗せた。

髪が崩れない絶妙な優しさで。


先生の微笑みで胸が痛かった。
胸の奥がキューってなるような痛さ。


あ、そうだ…
ドキドキしすぎて胸が痛いんだ…


緊張とは違うドキドキが私を襲う。



目線が自然と綾瀬先生の方を
向いてしまう…