あたしはそっと月になる

この先……何があるか分からないけど、



こうしてずっと矢口潤の隣にいたい。



交わしたキスの感触が甘くあたしを包み込む。



まだ一緒にいたい。



こうして隣を歩いていたい



その思いであたしの足取りは重くなる。



あたしの家まで着いてしまったら、



繋いだ手の温もりも、



この唇の感覚も忘れてしまいそうで、



ゆっくりと歩くあたし。



何も言わず、そのあたしの歩幅に合わせてくれる矢口潤。



「ずっとこうして一緒に歩いていたいなぁ」



そして、そんなあたしのつぶやきに微笑んでくれる。