「ああ、そうだだいぶずれたな

 朱里のせいだぞ!」


私は言い返そうと思ったけど


また、めんどくさそうなことになりそうだったから



言い返さないで素直に


「はいはい、ごめんなさいね」


「おい、心がこもってないぞ!


 まあいい、作戦会議するぞ」



何よ、偉そうに


「最後のお願いだけど絶対に後悔だけはするなよ」


「わかってるって」


「本当にこのお願いは人生を

 左右するものだからな」


やっぱりすずはこの話をするとき


すごく真剣な怖い顔をするんだよね


何か過去にあったのかな


直感的にそう思った。


「じゃあ、明日からいろいろ

 していきたいと思うから


 何が起こってもいつも通りでいろよ」


「え!何もまだ決めてないけど…」


「もう、めんどくせえ

 俺がなんとかするから何かあったらはなすから」


もう、すずはなんて適当な!

「それと、朱里以外の人には

 俺の姿見えないから気安く話しかけるなよ!」


 そう言ってすずは、どこかへ行ってしまった