「ああ、それかあ

　言ってなかったけ？」


「そのことに関しては何も」


「そっかあ、じゃあ今言うな

　ずっと、心の中見られるのって嫌だよな。」



「うん」



「だから、俺たちは念じるだけでいいんだ。

　
　つまり、必要な時だけでいいんだ。」



「そっかあ　じゃあいつも心の中を

　見てるわけじゃないんだね。」

よっかたあ


だっていつも心の中見られてたら嫌だし、


何か恥ずかしくない？


「あ、朱里今恥ずかしいとか思っただろ。」


と、すずは言ってクスクス笑った。



「ああ！今心の中見られるの嫌だよな？


　とか、言ったくせに心の中呼んだでしょ‼」


私がプンスカ怒っているとすずは


「そんなことするか！

　朱里は、顔に出やすいんだよ。
　
　
　てか、俺（　？　）　とかつけてないから！」


「ねえ、それより作戦会議は？

　さ・　く　・せ・　ん・　か・　い　・ぎ！」