人間カード




《カード検索:閲覧料788万円》


とてもじゃないが、自分の手持ちの金でどうにかできるレベルじゃなかった。


絶望……。まさにそんな気持ちが心を支配した。


もしこの機能を使ったとしても、リクとユウカがカードになってしまったかどうかわかるだけ。


二人を救う方法にすらならない。


俺は、どこで何を間違ってしまったのだろう……。


自宅内に満たされる静けさが、暴力的な気さえした。


ただ椅子に座り、茫然としながら虚空を眺める。


どんな妙案を思い付いたとしても、今は何も通じない気がした。


何故あの時に、リクに代わりを任せてしまったのだろう。


そして、ユウカを作戦に使うことにしたのだろう。


そもそも、俺が取引材料となる人間カードを作れば良かっただけじゃないか。


二人はどこへ……?



その答えを見つけるにはどうすればいいんだ……!


考えに考えても、何も答えは出なかった。


やがて、陽が昇り始める。


それでも俺は、椅子に座ったまま考えていた。


時間はさらに経ち、お昼過ぎを迎えた。


人間カードの公式ホームページを開くが、刃物男からのリアクションはない。


その時、玄関のチャイム音が室内に響き渡った。