何時間も、そして何時間も……。
俺は絶望に陥りながらも、歌舞伎町とエスペラントが繋がる道を嫌といいうほど往復して、必死になって二人の姿を探した。
次第に足が痛くなり、絶望感に満たされた心はこの状況が夢であるような気さえしてくる。
まるで狐に化かされたような感じだ……。
どうしてリクとユウカの姿が消えちゃったんだ?
もしかしたら今日の出来事は夢で、本当は眠りに入っているのかもしれない。
だとしたら、とんでもない悪夢だ。
歌舞伎町の夜は昼よりも明るくなり、信じられないほどの賑わいを見せる。
夜の仕事をしてる者たちが歌舞伎町を支配する。
そんな中、俺はリクとユウカの姿をひたすら探し続けた。
もしかしたら喫茶店にいるかもしれない。
もしかしたら、どこかの飯屋に入っているのかもしれない。
そんな期待を次々と裏切り、冷酷にもひたすら時間だけが経過していく。
時間は夜の23時ちょうど。
汗だくになった俺は一度自分の家に帰宅してみることにした。
