思ったよりもユウカのおやじさんのカードの確認に時間がかかっているのか?
あまり考えられない可能性ではあるが、向こうがトレードのカードをこっちに確認させるのを嫌っているって事はありうる。
もしくはユウカのおやじさんのカードを既にどこかへ売り飛ばしてしまって、同じようなカードを持ってきて交渉してきている可能性もある。
その場合は、こっちが考えていた作戦と同じような行動で、交渉となる物を持ってこなかった場合の弱みを使って、とりあえずは刃物男を人間カードにする算段だ。
まだ大丈夫……。
ユウカのおやじさんのカードを手に入れるだけだ。
もし刃物男が、リクとユウカを人間カードにしてこっちが負けた場合……、さらに脅してもだめな場合は、お金で解決してもらう方法だってあるはずだ。
俺は携帯電話を取りだして、履歴からリクの番号を探し出した。
時刻は16時37分。
決めていた時刻よりも少し早い時間だが、俺は通話ボタンを押してから携帯電話を耳に当てた。
